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JRR-4における皮膚線量の低減と線量分布を改善する照射技術の検討

Study of irradiation techniques for reduction in skin dose and for improvement of dose distribution in BNCT at JRR-4

熊田 博明; 中村 剛実  ; 小野 公二*; 丸橋 晃*; 松村 明*

Kumada, Hiroaki; Nakamura, Takemi; Ono, Koji*; Maruhashi, Akira*; Matsumura, Akira*

JRR-4を用いてBNCTの臨床研究が実施されている。現在適用されているプロトコルでは、皮膚線量の上限で照射量が規定されることが多く、皮膚線量を低減することが課題となっている。これを踏まえ皮膚線量を低減する方法を検討した。また、JRR-4で発生するビームモードの中で未だ評価していないビームモードについて評価を行い、これらを組合せて線量分布の改善を図り、臨床研究に有効な照射条件を検討した。濃縮6Liを含有するLiFとテフロンからなる厚さ3mmの熱中性子フィルターをビーム孔手前に配置することで生体内の最大腫瘍線量を約10パーセント増加でき、さらに最大線量の発生場所を約5mm深部に移動させ、深さ5cmの位置で線量を約20パーセント増強できることを確認した。コリメータ内の黒鉛を取り外した条件では、最大腫瘍線量が約10パーセント増加することを確認した。さらに重水の厚さを従来の8cmから5cmに薄くすることで、生体内の熱中性子束を約40パーセント以上増加することができる。今後は最適な熱中性子フィルターを製作して特性測定を行い臨床研究への早期適用を図る。

no abstracts in English

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