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共鳴X線回折で見るA$$_{1/3}$$V$$_{2}$$O$$_{5}$$(A=Na,Sr)の$$T_{rm c}$$近傍の振る舞い

Critical phenomena of A$$_{1/3}$$V$$_{2}$$O$$_{5}$$(A=Na,Sr) studied by resonant X-ray diffraction

大和田 謙二; 藤井 保彦; 村上 洋一; 山内 徹*; 上田 寛*

Owada, Kenji; Fujii, Yasuhiko; Murakami, Yoichi; Yamauchi, Toru*; Ueda, Yutaka*

われわれはこれまでに共鳴・非共鳴X線回折法を用いてベータブロンズA$$_{1/3}$$V$$_{2}$$O$$_{5}$$(A=Na, Sr)の金属絶縁体転移を、電荷系と格子系を分離して調べてきた。A$$_{1/3}$$V$$_{2}$$O$$_{5}$$はAサイトに入るカチオンの違いにより、高圧下などで多彩な基底状態を実現し非常に興味深い。今回はこれまでに得られたA=Na, Srにおける結果をまとめ、最終的にはb軸方向に6倍周期化する一群のA$$_{1/3}$$V$$_{2}$$O$$_{5}$$の相転移点近傍での電子系,格子系の振る舞いの違いに注目した。その結果、A$$_{1/3}$$V$$_{2}$$O$$_{5}$$における金属絶縁体転移は、格子が主導した新種の電荷秩序転移であることがわかった。Sr系における悪魔の階段的相転移と合わせて考えると、結局、A$$_{1/3}$$V$$_{2}$$O$$_{5}$$においては格子変調と電荷変調のマッチングが起きたところでのみ相転移が起きることを示唆している。

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