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高速炉を用いた水素製造に関する研究

Research on purification system of hydrogen generated by FBR

小林 重忠*; 長友 仁郎*; 安 隆己*

Kobayashi, Shigetada*; Nagatomo, Jinro*; Yasu, Takami*

高速炉の熱を利用し、硫酸溶液を用い熱化学反応と電気分解を組合せ、水を分解する水素製造法について、日本原子力研究開発機構において研究が進められている。その水素製造法による水素生成の過程で、不純物として硫化水素など硫化物の水素への微量の同伴が懸念される。そのため、これら不純物を除去して水素を精製するための要素技術として、経済的で簡略な方法として適用性のある吸着剤による不純物の分離除去法にかかわる研究を実施している。平成18年度は予備試験として、吸着剤の適性,試験条件の設定,吸着・脱着の基礎特性等について調べた。可燃性の水素ガスの代わりに特性を模擬できるヘリウムガスを用い、吸着剤として活性炭を充填した吸着筒に、硫化水素を混入したヘリウムガスを通気し、吸着破過曲線を調べることによって吸脱着基礎特性を把握した。通常の活性炭で、ヘリウムガス中に5ppmの硫化水素を混合した試料ガスの0$$^{circ}$$Cにおける吸脱着特性は、吸着,脱着で繰り返しの履歴がわずかに異なるが、ほぼ可逆性を示し、生成水素の不純物除去に、活性炭が吸着剤として適用性があることがわかった。

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