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1keV領域偏光軟X線評価のための回転検光子型解析装置の開発

Development of an apparatus for polarization analysis with a rotating-analyzer method for soft X-rays of 1 keV

今園 孝志; 鈴木 庸氏; 佐野 一雄*; 小池 雅人

Imazono, Takashi; Suzuki, Yoji; Sano, Kazuo*; Koike, Masato

軟X線の偏光状態を評価するには偏光素子が必要であるが、これまで1keV近傍で機能する偏光素子の開発は遅れていたためほとんど行われてこなかった。筆者らはBL23SU(SPring-8)おいて雲母結晶の偏光性能に関する評価実験を行い、同結晶が高偏光能な反射型偏光子として機能することを明らかにし、同ビームラインの直線偏光度を決定することに成功した。また、雲母結晶が$$lambda/4$$板として機能する可能性を理論的に見いだした。これは雲母結晶偏光素子を用いた偏光評価実験が可能であることを示唆しているが、雲母結晶の移相子としての性能評価はまだ行っていない。そこで、雲母結晶の移相子としての性能評価や光源の偏光測定を行うために、回転検光子型の偏光解析装置を開発した。同装置はすべて独立に制御できる駆動軸(全9軸)により偏光素子の偏光特性及び軟X線光源の偏光パラメタを決定できるように設計された。現在、各駆動軸の調整作業やそれらの制御プログラムを開発中で、これが完了し次第、軟X線ビームラインBL-11(立命館大学SRセンター)に接続し、偏光素子の性能評価や同ビームラインの偏光測定を実施する予定である。

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