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回転検光子型軟X線偏光解析装置の開発

Development of an apparatus for soft X-ray polarization analysis with rotating analyzer method

今園 孝志; 鈴木 庸氏; 佐野 一雄*; 小池 雅人

Imazono, Takashi; Suzuki, Yoji; Sano, Kazuo*; Koike, Masato

軟X線光源の偏光状態を定量的に評価するには偏光子や移相子が必要である。約700eVより低エネルギー側では多層膜偏光素子が、6keV以上の領域では完全結晶を用いたものが開発され、偏光評価に利用された。しかし、1keV(0.7$$sim$$0.9keV)領域は多層膜型と結晶型の境界領域であるため、高い偏光特性を有する偏光素子がなく、偏光評価研究はこれまで遅れていた。筆者らはSPring-8 BL23SUにおいて軟X線偏光解析装置を用いて雲母結晶の偏光性能に関する評価実験を行い、同結晶が0.88keVで高効率,高偏光能な反射型偏光子として機能することを明らかにし、直線偏光度を決定することに成功した。また、雲母結晶が四分の一波長板としても機能する可能性を理論的に見いだした。これは雲母結晶による偏光評価実験が可能であることを示唆しているが、同結晶の移相子としての性能評価はまだ行っていない。偏光素子の性能評価や光源の偏光評価には回転検光子法が用いられる。そこで、今回新たに回転検光子型の偏光解析装置の開発に着手した。今後、本装置は立命館大学SRセンターBL-11に設置する予定である。講演では装置の設計概念や特徴,開発の進捗状況等について報告する。

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