検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

Measurement technique of two dimensional dose distribution using B3 film dosimeters and a PC-scanner

B3フィルム線量計とPCスキャナを用いた2次元相対線量分布測定技術の開発

花屋 博秋; 上松 敬; 小嶋 拓治

Hanaya, Hiroaki; Agematsu, Takashi; Kojima, Takuji

高フルエンスのイオンビームの簡便な2次元相対線量分布の測定を目的として、ラジオクロミックフィルム線量計の中でも測定可能線量域が高いB3フィルム線量計とパソコン用画像スキャナを組合せた測定技術の開発を行った。アルミパッケージに入れたB3を用い、イオンビームに代わり、電子線で予備試験を行った結果、本測定方法では、B3の標準的な手順として行う測定前の加熱処理をしない場合の方が、線量域5$$sim$$100kGyの範囲で直線的な応答特性が得られた。しかし、加熱処理をしないことが照射後の着色の安定性に影響を与える可能性があり、本報告ではこれについて調べた。また、飛程が短いイオンビーム照射における測定では、パッケージをしたままの照射では線量測定上の誤差要因となるため、パッケージを用いない場合についても応答特性を調べた。電子線を用いて調べた結果、加熱処理しない場合、吸光度は、照射後の時間経過に伴い増加するが、パッケージあり・なしのいずれでも40kGyまでは直線的な応答特性を示した。実際の使用条件では、測定時間が非常に短いので、これらの結果から相対分布の測定としては十分有用であることがわかった。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.