検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

The Possibility of synthesis of SiC based micro tube through precursor method

前駆体法による炭化ケイ素マイクロチューブ合成の可能性

北 憲一郎; 成澤 雅紀*; 間渕 博*; 杉本 雅樹; 吉川 正人

Kita, Kenichiro; Narisawa, Masaki*; Mabuchi, Hiroshi*; Sugimoto, Masaki; Yoshikawa, Masahito

シリコンカーバイド(SiC)繊維の原料であるポリカルボシラン(PCS)に、コーティング材として用いられるメチルハイドロジェンシリコーンオイル(H-oil)から成るポリマーブレンドを533$$sim$$603Kで溶融紡糸を行い、熱酸化不融化処理後に焼成した繊維をFE-SEMにて断面観察ところ、特定の条件化において直径が約10$$mu$$mの単一孔を持った中空繊維が観察された。この中空孔の大きさや数と形成条件を詳細に検討したところ、578Kで紡糸を行った場合は単一孔が形成され、543K以下の場合では複数孔のみが形成されることが明らかになった。また578KではH-oil由来の成分がわずかであるが、543Kでは多量に残存していることから、H-oilの残存量が中空孔の形態を決定する主要因であると考えられる。さらに、543Kで紡糸した繊維を電子線照射で不融化した場合、繊維に多数のサブマイクロ孔が観察された。今後、この形成メカニズムを解明することで、SiC多孔質繊維の実現が期待できる。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.