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セルロース/デンプン誘導体ゲルの生分解性制御

Biodegradability of the carboxymethyl cellulose and carboxymethyl starch blend hydrogels prepared by using the $$gamma$$-irradiation technique

廣木 章博; Pham, H. T. T.*; 長澤 尚胤; 玉田 正男

Hiroki, Akihiro; Pham, H. T. T.*; Nagasawa, Naotsugu; Tamada, Masao

天然多糖類の誘導体であるカルボキシメチルセルロース(CMC、置換度1.34)とカルボキシメチルデンプン(CMS、置換度0.12)を各比率でブレンドし、水とよく混練りし、40wt%のペースト状サンプルを調製した。ここで、CMC/CMSの比率は100/0, 75/25, 50/50, 25/75, 0/100の5種類とした。ペースト状試料に所定線量の$$gamma$$線照射を行いCMC/CMSブレンドゲルを得た。ブレンドゲルのゲル分率は、照射線量の増加に伴い増加し、わずか10kGyでほぼ一定となった。しかし、CMC/CMS(0/40)ゲルのゲル分率は、5kGyにピークを示した後、線量の増加に伴い緩やかに減少した。ゲルの膨潤度は、線量の増加に伴い減少し、800$$sim$$10の値を示した。膨潤度がほぼ同じ各組成のゲルを選択し、微生物酸化分解測定装置により土壌中での生分解性を調べた結果、ブレンドゲル中のCMS比が高いほど二酸化炭素の発生量が多くなることがわかった。したがって、ブレンド比及び線量を調節しブレンドゲルを作製することで、膨潤性を損なうことなくゲルの生分解性を制御することができた。

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