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ショウジョウバエ培養細胞における紫外線誘発アポトーシスの解析

UVC-induced apoptosis in drosophila cells

河村 英将*; 立井 一明*; 野中 哲生*; 大日方 英*; 服部 友保*; 小川 愛*; 風間 秀子*; 浜田 信行*; 舟山 知夫; 坂下 哲哉; 小林 泰彦; 和泉 孝志*; 中野 隆史*

Kawamura, Hidemasa*; Tatei, Kazuaki*; Nonaka, Tetsuo*; Obinata, Hideru*; Hattori, Tomoyasu*; Ogawa, Ai*; Kazama, Hideko*; Hamada, Nobuyuki*; Funayama, Tomoo; Sakashita, Tetsuya; Kobayashi, Yasuhiko; Izumi, Takashi*; Nakano, Takashi*

哺乳動物細胞を用いた研究などからセラミドが脂質性シグナルとしてアポトーシスの誘発に関与することが示されているが、セラミド産生経路の活性化機構や制御因子は明らかにされていない。われわれはショウジョウバエをモデルにアポトーシスにおけるセラミドの産生経路について検討した。UV-Cを照射したSL2株から経時的に脂質を抽出してセラミドの定量を行った。セラミド濃度は照射5時間後には照射前の約3倍程度まで上昇した。また、C2セラミドをSL2株に添加したところ、カスパーゼ3/7活性の上昇が認められた。さらにセラミドを分解するセラミダーゼの遺伝子をSL2株に導入して誘導的に発現させたところ6割程度までカスパーゼ3/7活性の低下が見られた。RNAi実験では中性スフィンゴミエリナーゼ相同遺伝子の二本鎖RNAを細胞に添加したものでカスパーゼ3/7活性の低下が見られた。酸性スフィンゴミエリナーゼ相同遺伝子,セラミド合成酵素遺伝子,スフィンゴ脂質・4不飽和化酵素遺伝子の二本鎖RNAを添加したものでは明らかな低下は見られなかった。すなわち、SL2株においてもセラミドがアポトーシスの重要な因子であり、中性スフィンゴミエリナーゼ相同遺伝子がその産生に関与していることが示唆された。

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