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マイナーアクチノイド窒化物固溶体の熱伝導率

Thermal conductivity of minor actinide nitride solid solutions

西 剛史; 伊藤 昭憲; 高野 公秀 ; 沼田 正美; 古宮 友和; 赤堀 光雄; 荒井 康夫; 湊 和生 

Nishi, Tsuyoshi; Ito, Akinori; Takano, Masahide; Numata, Masami; Komiya, Tomokazu; Akabori, Mitsuo; Arai, Yasuo; Minato, Kazuo

プルトニウムのマルチリサイクルやマイナーアクチノイド(MA)の分離変換にかかわる基盤研究として、Pu及びMAを含有した窒化物燃料と乾式再処理に基づく核燃料サイクルに関する技術開発を進めている。燃料の物性として不可欠な熱膨張,比熱,熱伝導率等の基本的な熱物性を取得し、整備していくことは重要である。ここでは、(Pu,Am)N, (Np,Pu,Am,Cm)N及びZr含有MA窒化物固溶体について、レーザフラッシュ法により測定した熱拡散率と投下型熱量法により測定した比熱を用いて熱伝導率を算出し、その組成依存性について検討した。(Pu$$_{0.75}$$Am$$_{0.25}$$)N及び800K以下の(Pu$$_{0.50}$$Am$$_{0.50}$$)Nの熱伝導率は明確な温度依存性は見られないが、(Np$$_{0.20}$$Pu$$_{0.50}$$Am$$_{0.25}$$Cm$$_{0.05}$$)N及び800K以上の(Pu$$_{0.50}$$Am$$_{0.50}$$)Nの熱伝導率は温度とともに増加する傾向があること、また、(Pu$$_{0.75}$$Am$$_{0.25}$$)Nは(Pu$$_{0.50}$$Am$$_{0.50}$$)Nよりも熱伝導率が大きいことを明らかにした。一方、Zr含有MA窒化物固溶体の熱伝導率はZrNの熱伝導率よりも小さい値を示し、他の窒化物及び窒化物固溶体よりも熱伝導率の温度依存性が顕著であった。

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