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$$mu$$SRから眺めたCeCo(In,Cd)$$_5$$の磁性

Magnetism in CeCo(In,Cd)$$_5$$ probed by $$mu$$SR

大石 一城; Heffner, R. H.; MacDougall, G. J.*; 伊藤 孝   ; 髭本 亘  ; Luke, G. M.*; Amato, A.*; Nieuwenhuys, G.*; Spehling, J.*; Klauss, H. H.*; Thompson, J. D.*; Bianchi, A.*; Fisk, Z.*

Oishi, Kazuki; Heffner, R. H.; MacDougall, G. J.*; Ito, Takashi; Higemoto, Wataru; Luke, G. M.*; Amato, A.*; Nieuwenhuys, G.*; Spehling, J.*; Klauss, H. H.*; Thompson, J. D.*; Bianchi, A.*; Fisk, Z.*

最近、CeCoIn$$_5$$のInサイトをCdで置換することにより、$$T_c$$が減少し反強磁性秩序が出現することが報告された。NMR実験によると、Cd置換量10%の試料では磁気秩序と超伝導秩序の共存が示唆され、さらにこの磁性は置換したCd近傍で出現していることが示された。一方、同じ組成の試料による中性子実験では、$$T_N$$以下で$$Q_{AF}$$=(1/2, 1/2, 1/2)の反強磁性秩序を形成することが示された。われわれは本系の磁性に関する微視的知見、特に磁気成分の体積分率を調べるため、Cd置換量3%, 10%及び15%の単結晶試料を用いて零磁場中でミュオンスピン緩和測定を行った。その結果、10%及び15%Cd置換した試料において、$$T_N$$以下で磁気秩序形成に伴うミュオンスピン回転を観測し、磁性成分の体積分率はほぼ100%であることを観測した。また10%の試料では、$$T_c$$の前後で回転周波数の温度依存性に大きな変化はなかった。一方、超伝導のみを示す3%Cd置換試料では、核双極子磁場による緩和以外は観測されず、時間反転対称性が破れていないことを示した。

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