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臨界事故時における緊急対応計画のための線源条件の検討

Study on source term for emergency action plan on a criticality accident

高田 千恵 ; 中川 貴博 ; 辻村 憲雄   

Takada, Chie; Nakagawa, Takahiro; Tsujimura, Norio

万一臨界事故が発生した場合に被災者及び事故対応要員の被ばくレベルがどの程度になるかを推定することは、緊急対応計画の策定又は実効性の高い訓練計画の立案のための情報として非常に有用である。これまでに国内外の核燃料施設で発生した臨界事故計22件のうち21件が溶液系臨界事故であり、JCOでの事故もこれに含まれる。また、JAEAの再処理施設及びMOX燃料施設での臨界事故もすべて溶液系で想定されている。本件は、このような溶液系臨界事故について、事故の規模及び被ばくレベルを簡便に推定するための線源条件について検討することを目的として行った。事故の規模を表す場合は臨界継続時間中の出力変化を加味する必要があるが、今回は第1パルスによる被ばくを検討の対象とし、モンテカルロコードによる計算にて評価を行った。この結果から、核分裂数だけでなく、核分裂あたりの漏洩中性子も体積の関数で表すことができることが示唆された。遮へいがない場合はn/$$gamma$$比も大きくは変化しないことから、少なくとも遮へいなしの状態での被ばくのレベルは溶液の体積から推定することができる。

Study on source term for emergency action plan on a criticality accident.

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