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ITER中性粒子入射装置用1MV電源の設計

The Design of a 1 MV power supply for ITER NBI

山本 昌則; 渡邊 和弘; 井上 多加志; 山下 泰郎*

Yamamoto, Masanori; Watanabe, Kazuhiro; Inoue, Takashi; Yamashita, Yasuo*

ITER用NBI電源は、エネルギー1MeVで電流40Aの負イオンビームを加速するための直流超高圧電源である。日本はNBI電源のうち、1MV超高圧発生部,伝送部,サージ抑制部等の主要な機器を担当する。特に、イオン源放電破壊時のサージ抑制は、イオン源と加速器の保護及びビームの安定出力に極めて重要である。一方、サージ抑制機器は、性能はもちろんのこと電源全体の機器配置とも協調のとれたものでなければならない。そこで、最新のサイト機器配置等の諸条件を考慮し、回路解析コードEMTDCを用いてサージ抑制機器の定数,配置について次の項目について検討した。(1)サージブロッカーを高電位デッキ2(重水素・冷却水絶縁供給部)の前後に分配して配置する。(2)電源リターンラインにエネルギー吸収用の抵抗(50$$Omega$$)を新たに設置する。(3)中間電極保護抵抗は、加速器直前の設置が不可能であり、高電位デッキ2の上流側に設置する。これらの検討の結果、加速器への流入エネルギーを許容値(50J)以下に抑えられることを明らかにした。

no abstracts in English

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