JT-60Uにおけるタングステンの堆積分布

Deposition profile of Tungsten in JT-60U

渡邊 淳*; 福本 正勝*; 曽我 之泰*; 大塚 裕介*; 上田 良夫*; 朝倉 伸幸; 新井 貴; 仲野 友英; 佐藤 正泰; 柳生 純一; 落合 謙太郎; 高倉 耕祐

Watanabe, Jun*; Fukumoto, Masakatsu*; Soga, Yasuyuki*; Otsuka, Yusuke*; Ueda, Yoshio*; Asakura, Nobuyuki; Arai, Takashi; Nakano, Tomohide; Sato, Masayasu; Yagyu, Junichi; Ochiai, Kentaro; Takakura, Kosuke

タングステンの損耗,発生及び再堆積などの特性を調べ、将来の核融合炉壁材としての適合性を判断するため、JT-60では2003年にタングステンコートタイルを外側ダイバータ領域に設置した。2004年の実験終了後に、タングステンコートタイルと近傍のタイルを取り出しタングステンの堆積分布を調べた。内側ダイバータ領域ではタングステンは炭素との供堆積によって堆積し、その堆積層は深さ60マイクロンに達していた。他方、外側領域ではドームタイルの外側に厚さ数マイクロンで堆積していた。ここでのタングステンの堆積は設置したタングステンタイルについてトロイダル方向に非対称な分布であり、タングステンの輸送がプラズマフローに起因することを示唆する。

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