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昆虫皮膚における創傷修復機構のモデル; シスト形成

In vivo cyst formation from the implanted larval integument in the sweet potato hornworm, ${it Agrus convilvuli}$, as a simple model for studing wound healing

深本 花菜

Fukamoto, Kana

昆虫にとって、創傷の修復は個体の生存に極めて重要である。しかしこのメカニズムに関しては、未だわかっていないことが多い。その原因として創傷部位においてメラニン形成など生理状態が複雑になり、観察が困難になることが挙げられる。そこで擬似的な創傷修復過程として、皮膚片をエビガラスズメ幼虫の個体内に移植し、その皮膚片がシストを形成するまでの過程を観察することにした。その結果皮膚片の真皮細胞の端だけではなく、広範囲にわたって一斉に分裂することでシストを形成することがわかった。すなわちこれまでは傷付近の真皮細胞のみが修復に参加すると考えられていたが、はるかに遠方の細胞にまで何らかのシグナルが伝達されることが示唆された。

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