JRR-3における保守点検の実績評価

Assessment of preventing maintenance on Japanese Research Reactor JRR-3

小林 哲也 ; 市村 俊幸 ; 佐藤 正幸

Kobayashi, Tetsuya; Ichimura, Toshiyuki; Sato, Masayuki

平成16年2月2日に試験研究の用に供する原子炉等の設置,運転等に関する規則が改正され、日本原子力研究開発機構は、保全活動における定期的な評価を平成16年度に実施した。その中で、研究炉JRR-3においては30年を超えない期間までに実施する評価として、「保守点検の実績評価」を実施した。保守点検の実績評価は、設備機器の機能維持のために行ってきた保守,点検,交換等の保全活動の実績調査を行うとともに、経年変化の事象について調査し、これまでの保全活動内容が適切であったかどうか評価検討した。なお、経年変化事象の進展の可能性については、「ポイント制」を用いて評価した。評価検討の結果、JRR-3においては経年変化を考慮した適切な保守を実施していることを確認し、これまでの保全活動内容は妥当であると判断した。

The maintenance evaluation for research reactors has been obligated in Japan from 2004 as for power reactors. JAEA (Japan Atomic Energy Agency) has started to evaluate the maintenance for own research reactors on 2004. In this paper, we report the present status of the maintenance for JRR-3 (Japanese Research Reactor No.3), as well as the linear evaluation methods used. It is found that a series of preventing maintenance task on equipment and building of the reactor is properly performed.