次世代レーザー開発研究グループの取組; 現状と将来計画

Research activities in our laser R&D group; Present & future

杉山 僚; 近藤 公伯; 桐山 博光; 越智 義浩; 田中 桃子; 中井 善基; 笹尾 一; 立野 亮; 岡田 大; 小池 雅人

Sugiyama, Akira; Kondo, Kiminori; Kiriyama, Hiromitsu; Ochi, Yoshihiro; Tanaka, Momoko; Nakai, Yoshiki; Sasao, Hajime; Tateno, Ryo; Okada, Hajime; Koike, Masato

次世代レーザー開発研究グループは2008年4月に設立され、光量子科学研究におけるレーザー粒子加速や強光子場科学及び高輝度X線発生とその利用研究を広く推進することを目的として、J-KAREN(高強度場生成T3レーザー装置)及びX線レーザー実験装置の高度化に関する研究開発並びに運用を行っている。現在は、J-KARENレーザーにおける高コントラスト・高強度レーザーシステムの構築と利用研究へのレーザービームの供給を実施するとともに、安定供給のための制御技術の開発に着手する計画である。また、X線レーザー実験装置の開発においては、発振繰り返し数0.1Hzのドライバー用スラブ型ガラスレーザー(TOPAZ)の開発を実施してきた。現在、ほぼ完成に近づいている。これらの光源開発と並行して、さらに高効率・高フルエンス・高信頼性などの特長を有する次世代型レーザー光源に必要な要素技術開発についても順次着手する予定である。

Our laser research and development group was newly founded in this April. The aim of our group is to build up powerful light sources promoting the high-peak optical field science such as laser particle acceleration and quantum beam generation, etc. To realize our mission, we will intend to develop the essential technology for the upgrade of J-KAREN and TOPAZ systems. These essential technologies that will be developed in two laser systems can be absolutely used for the advanced laser light source in near future.