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量子ビーム応用研究部門との部門間協力研究; 放射線グラフト重合法により作製した捕集材の湧水中ほう素吸着性能の把握

A Cooperation study with the Quantum Beam Science Directorate; The Evaluation of boron removal from groundwater at Mizunami Underground Research Laboratory with adsorbents synthesized by radiation-induced graft polymerization

弥富 洋介 ; 尾方 伸久 ; 杉原 弘造; 保科 宏行; 瀬古 典明; 笠井 昇; 植木 悠二; 玉田 正男

Iyatomi, Yosuke; Ogata, Nobuhisa; Sugihara, Kozo; Hoshina, Hiroyuki; Seko, Noriaki; Kasai, Noboru; Ueki, Yuji; Tamada, Masao

東濃地科学センター瑞浪超深地層研究所における研究坑道掘削工事において、掘削に伴って発生する湧水には、自然由来のふっ素(7.2$$sim$$9.5mg/L),ほう素(0.8$$sim$$1.5mg/L)が含まれているため、環境基準値(ふっ素0.8mg/L,ほう素1mg/L)まで除去した後、河川に放流している。そこで、湧水処理の効率化のため、放射線グラフト重合法により作製した捕集材を用いて適用の検討を行った結果、ふっ素,ほう素とも除去可能であることがわかった。捕集材の吸着性能をさらに把握するため、ほう素除去について、捕集材の耐久性,再生利用試験を行った。試験方法は、湧水を捕集材に7日間通水して、捕集材から吸着したほう素を除去したのち、再度4日間通水した。1回目の通水試験における湧水のpHが10.6、2回目の試験における湧水のpHは9.6であった。捕集材通水前と通水後の湧水中ほう素濃度を分析した結果、1回目は吸着性能が低下してしまったが、2回目は捕集材体積の約1000倍の湧水量に対して、環境基準値以下まで除去することが可能であった。これより、捕集材は再生利用が可能であるとともに、吸着性能は湧水のpHに依存することが明らかになった。

no abstracts in English

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