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放射性廃棄物を大幅に低減へ; 3層構造のコンクリート壁を共同開発

Drastically reduction of radioactive waste; Co-development of the concrete wall with three layer structures

前川 利雄*; 吉松 賢二*; 佐藤 聡

Maegawa, Toshio*; Yoshimatsu, Kenji*; Sato, Satoshi

原子力機構と熊谷組との共同研究で誘導放射能の低減を目的として低放射化コンクリート壁構造体の開発を進めている。ボロンは通常のコンクリート材料に比べて高価で、遮蔽壁の全体についてボロンを含有するコンクリートを用いると非常にコスト高となり、現実的ではない。そこで、コストの増加を抑えながら最も効率的にボロンの中性子吸収効果が発揮される配置となるコンクリート構造体を開発した。本構造体は、線源側表面から順に低放射化コンクリート、ボロン含有低放射化コンクリート、普通コンクリートの3層から構成される。本構造体を用いて、FNSによるDT中性子照射実験を行い、コンクリート内の反応率分布や放射化特性を調べ、その有効性を確認した。本構造体を用いることにより、施設解体時に発生する放射性廃棄物を大幅に低減できる。本コンクリート壁構造体の開発や中性子照射実験に関して、解説記事として紹介する。

no abstracts in English

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