検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

6座配位窒素ドナー配位子TPENの疎水化誘導体によるアメリシウム/ユウロピウム分離,3

Am/Eu separation by new ligand, hydrophobic derivatives of TPEN, 3

松村 達郎  ; 稲葉 優介*; 竹下 健二*; 森 敦紀*

Matsumura, Tatsuro; Inaba, Yusuke*; Takeshita, Kenji*; Mori, Atsunori*

核種分離変換技術の開発課題の一つとして、化学的挙動が類似した3価のマイナーアクチノイド(MA)とランタノイド(Ln)の分離プロセス(MA/Ln分離)がある。われわれは、水溶液中におけるAm(III)及びLa(III)との錯形成定数に10$$^{2}$$以上の差が見いだされている6座の窒素ドナー配位子であるN,N,N',N'-tetrakis(2-pyridylmethyl)ethylenediamine(TPEN)に着目し、実プロセスに適用可能な疎水化誘導体の開発を進めている。今回、新たに3種類を合成し、良好な分離性能を発揮させることに成功した。新たに合成した誘導体は、TPEN分子の4つのピリジル基に長鎖のアルコキシ基を結合したものである。枝分かれしたエチルヘキシル基を有するTEHPENは、既報であるTBPENと比較して抽出性能が向上せず、むしろSF$$_{Am/Eu}$$が低下する傾向が見られたが、オクチル基及びドデシル基を有するTOPEN, TDdPENでは抽出特性の向上が観察され、特にTDdPENではSF$$_{Am/Eu}$$=820が得られた。この値はフランスが開発した配位子であるBTPと比べても遜色なく、非常に優れた分離性能を有すると言うことができる。今後、より有効な抽出系の探索を行うとともに、実用上問題となる特性を把握する計画である。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.