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CeRu$$_2$$(Si$$_{1-x}$$Ge$$_x$$)$$_2$$の軟X線角度分解光電子分光

Soft X-ray angle-resolved photoelectron spectroscopy of CeRu$$_2$$(Si$$_{1-x}$$Ge$$_x$$)$$_2$$

岡根 哲夫  ; 大河内 拓雄; 藤森 伸一   ; 竹田 幸治   ; 保井 晃; 斎藤 祐児  ; 山上 浩志; 藤森 淳; 松本 裕司*; 木村 憲彰*; 小松原 武美*; 青木 晴善*

Okane, Tetsuo; Okochi, Takuo; Fujimori, Shinichi; Takeda, Yukiharu; Yasui, Akira; Saito, Yuji; Yamagami, Hiroshi; Fujimori, Atsushi; Matsumoto, Yuji*; Kimura, Noriaki*; Komatsubara, Takemi*; Aoki, Haruyoshi*

CeRu$$_2$$Si$$_2$$は代表的な重い電子系化合物であり、非磁性基底状態を持つ。この化合物のSiサイトをGeで置換した化合物やCeサイトをLaで置換した化合物では基底状態で反強磁性秩序が発現する。この時のフェルミ面形状変化を明らかにすることは、量子臨界点近傍での4f電子の性質を理解するうえで重要な課題となっている。本研究では、特に4f電子の寄与の強いバンドが作るフェルミ面形状の変化を明らかにすることを目的として、非磁性基底状態を持つCeRu$$_2$$Si$$_2$$と反強磁性基底状態を持つCeRu$$_2$$(Si$$_{0.82}$$Ge$$_{0.18}$$)$$_2$$に対してCe $$3drightarrow4f$$共鳴エネルギー領域での角度分解光電子分光実験を行った。また、LaRu$$_2$$Si$$_2$$についても測定を行った。実験の結果、共鳴ARPESによって$$4f$$電子の寄与の大きいフェルミ面を選択的に観測することに成功した。CeRu$$_2$$Si$$_2$$とLaRu$$_2$$Si$$_2$$ではフェルミ面形状が異なる一方で、量子臨界点を挟んだ二つのCe化合物の間ではバンド構造,フェルミ面とも類似しており、磁性基底状態を持つ組成においてもフェルミ面がLa的になっているとは言えないことを明らかにした。

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