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ITER運転シナリオに即したジャイロトロン運転試験

Demonstration of the gyrotron operation for ITER

梶原 健; 春日井 敦; 小田 靖久; 高橋 幸司; 小林 則幸; 坂本 慶司

Kajiwara, Ken; Kasugai, Atsushi; Oda, Yasuhisa; Takahashi, Koji; Kobayashi, Noriyuki; Sakamoto, Keishi

日本原子力研究開発機構では、ITERで計画されている電子サイクロトロン加熱/電流駆動装置の高周波源として、170GHzジャイロトロンの開発を行っている。これまでの開発において、発振パワー1MW,パルス幅400秒,効率50%以上というITERの要求値を満たすことに成功している。ITER用ジャイロトロンシステムの開発という観点から次の課題として信頼性の向上が挙げられる。これにはジャイロトロン製作の信頼性と運転の信頼性の二つの意味が含まれるが、今回は運転の信頼性を確かめるために、ITERと同様な運転サイクル(400秒,30分間隔)での繰り返し運転を行い、5時間の間に発振パワー約800kW,パルス幅400秒のショットを10ショット行った。ジャイロトロン内真空度は各ショット前には一定レベルまで減少しておりベースラインの上昇は見られなかった。コレクター温度はショット前までには完全には同じ温度には戻らず、5時間運転中にベース温度が30度から33度まで上昇した。これにより、ジャイロトロンがITER運転を想定した高繰り返し長パルス運転に耐えることが実証され、ITERの加熱電流駆動実験に向け大きな見通しが得られた。

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