JT-60SAにおけるプラズマ着火・立ち上げ用高電圧電源システムの設計検討

Design study of high voltage power supply system for plasma breakdown/ramp-up in JT-60SA

山内 邦仁; 島田 勝弘; 岡野 潤; 大森 栄和; 寺門 恒久; 栗原 研一

Yamauchi, Kunihito; Shimada, Katsuhiro; Okano, Jun; Omori, Yoshikazu; Terakado, Tsunehisa; Kurihara, Kenichi

ITERのサテライトトカマクとして計画されているJT-60SAのポロイダル磁場コイルでは、プラズマの着火と立ち上げの際に高電圧を必要とする一方で、運転の大部分を占める定常時にはほとんど電圧を必要としない。したがって、長時間ないし連続定格の低電圧電源と短時間定格の高電圧電源の組合せが価格と大きさの面で合理的である。ただし、このためにはコイルの通電中に最大20kAの直流大電流を適切かつ滑らかに転流し、短時間定格の高電圧電源をバイパスする機構が不可欠である。そこで、実用性と経済性の観点からこれらの要求を満たすバイパススイッチを新たに提案し、回路シミュレーションにより妥当性を評価した。本講演では、これらの設計検討の結果について報告する。

no abstracts in English