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Ferroelectric and antiferroelectric correlations in antiferroelectric Pb(In$$_{1/2}$$Nb$$_{1/2}$$)O$$_{3}$$ studied by X-ray diffraction

X線回折で調べる反強誘電Pb(In$$_{1/2}$$Nb$$_{1/2}$$)O$$_{3}$$における強誘電-反強誘電相関

大和田 謙二; 廣田 和馬*; 寺内 暉*; 大和 英弘*; 安田 直彦*

Owada, Kenji; Hirota, Kazuma*; Terauchi, Hikaru*; Owa, Hidehiro*; Yasuda, Naohiko*

Pb(In$$_{1/2}$$Nb$$_{1/2}$$)O$$_{3}$$(PIN)はBサイトの秩序度を変えることにより、反強誘電体(完全秩序化),強誘電体(部分秩序化),リラクサー(完全無秩序化)の状態を取りうる。筆者らがこれまでに行ったX線非弾性散乱の結果から、PINにおいては反強誘電,強誘電不安定性が共存しBサイトのランダムネスによってその不安定性が調整され、反強誘電からリラクサーまでの各相が現れるモデルを提案した。今回われわれは、このモデルの妥当性を調べるために反強誘電PINに注目し、反強誘電転移点($$T_{rm N}$$)近傍において強誘電、反強誘電不安定性がどのように現れるかを調べた。まず、高温から反強誘電スポット近傍に散漫散乱が現れ$$T_{rm N}$$でブラッグ散乱に成長する一方で、強誘電スポット近傍の散漫散乱が$$T_{rm N}$$付近で現れはじめ、反強誘電由来のブラッグ散乱が成長しきった300Kあたりで消えてゆくことがわかった。このことは反強誘電長距離秩序が強誘電不安定性を抑制してゆく過程を捉えたものと考えられる。

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