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レーザを用いた超高感度分析技術による高速炉のプラント安全性向上に関する研究

The Study of highly sensitivity technique for sodium leak detection using laser resonance ionization mass spectrometry to improve fast reactor plant safety

青山 卓史 ; 伊藤 主税   ; 荒木 義雄; 内藤 裕之; 岡崎 幸基*; 原野 英樹*; 渡辺 賢一*; 井口 哲夫*; 竹川 暢之*; 近藤 豊*

Aoyama, Takafumi; Ito, Chikara; Araki, Yoshio; Naito, Hiroyuki; Okazaki, Koki*; Harano, Hideki*; Watanabe, Kenichi*; Iguchi, Tetsuo*; Takegawa, Nobuyuki*; Kondo, Yutaka*

高速炉プラントの安全性向上のため、レーザ共鳴イオン化質量分析法を用いたナトリウム漏えい検知技術の開発を進めている。昨年度までに検出プロセスにかかわる基礎試験を終え、その結果に基づき微量Na分析装置を設計・製作した。今年度は、集積板への付着率評価試験と製作した微量Na分析装置による安定同位体検出試験を行った。付着率評価試験では、集積板候補材の比較により集積板の材料として選んだTi多孔質体へのNa付着量を分析し、エアロゾルの集積板への付着率は20%との結果を得た。また、付着には凹凸形状が寄与することを確認した。安定同位体検出試験では、1波長のレーザのみを使うイオン化機構を用いて、製作した装置でエアロゾルを検出できることを確認した後、高感度化が期待される電場を使うイオン化機構を用いてエアロゾルを検出し、感度が約8倍に向上したことを確認した。さらに極短パルス電源を用いるシステムへ改造し、S/N比を5倍改善した。今後、検出方法の最適化を図り、$$^{23}$$Naを用いて微量濃度のエアロゾルを検出し、来年度には$$^{22}$$Naの検出性能を評価する。本研究により、高速炉プラントの安全性を向上させ、高速増殖炉サイクルの実現に寄与する。

no abstracts in English

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