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MLF/J-PARC工学材料回折装置「匠」の現状

Current status of engineering materials diffractometer TAKUMI

Harjo, S.   ; 相澤 一也  ; 伊藤 崇芳; 盛合 敦; 阿部 淳; 中谷 健 ; 坂佐井 馨  ; 中村 龍也  ; 岩橋 孝明; 内海 渉; 新井 正敏; 細谷 孝明*

Harjo, S.; Aizawa, Kazuya; Ito, Takayoshi; Moriai, Atsushi; Abe, Jun; Nakatani, Takeshi; Sakasai, Kaoru; Nakamura, Tatsuya; Iwahashi, Takaaki; Utsumi, Wataru; Arai, Masatoshi; Hosoya, Takaaki*

MLF/J-PARCに設置された工学材料回折装置「匠」は2008年9月に中性子ビームを受け入れ、コミッショニングを開始した。ビーム整形用のスリットやラジアルコリメータは、まだ未設置であるが、試料テーブルの他に2台のシンチレータ検出器が据付けられている(今年度末には、全10台完備)。検出器とデータ収集系及びデータ収集系のソフトウェアの調整がほぼ問題なく実施できた。3種類(fcc単相,bcc単相及び67vol%fcc+33vol%bcc 2相,各$$phi$$10mm高さ50mm)のFe合金試料の中性子回折測定を行い、fcc単相試料の回折パターンから装置分解能$$Delta$$d/dが0.40%程度であることがわかった。用いた試料のひずみの存在による散乱ビームの広がりや、データ補正(タイムフォーカシング)がまだ不十分であるので、さらなる補正を行うと分解能が向上し、ビーム整形スリットを導入すると高分解能モードでは$$Delta$$d/dが0.2%以下を達成できる見込である。今後、供用開始に向けて、装置コミッショニングを継続する。

no abstracts in English

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