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デラフォサイト酸化物CuCr$$_{1-x}$$Mg$$_{x}$$O$$_{2}$$, Cu$$_{1-y}$$Ag$$_{y}$$CrO$$_{2}$$における磁気相関

Magnetic correlation in delafossite oxides CuCr$$_{1-x}$$Mg$$_{x}$$O$$_{2}$$ and Cu$$_{1-y}$$Ag$$_{y}$$CrO$$_{2}$$

梶本 亮一  ; 松田 雅昌; 岸本 泰造*; 宇都 数馬*; 外園 貴久*; 奥田 哲治*

Kajimoto, Ryoichi; Matsuda, Masaaki; Kishimoto, Taizo*; Uto, Kazuma*; Hokazono, Takahisa*; Okuda, Tetsuji*

デラフォサイト酸化物CuCrO$$_2$$は二次元三角格子の一つとして古くから研究され、$$T_N$$=26K以下でCrスピン($$S=3/2$$)が120$$^circ$$構造をとることがわかっている。ところが近年CrサイトにMgをドープする、あるいはCuサイトにAgをドープすることで伝導特性や磁気特性が大きく変化することがわかった。そこで、本研究では中性子散乱実験によりCuCrO$$_2$$の磁気相関がMg, Agドープによってどのように変化するか調べた。その結果、特にAgドープ系(Cu$$_{0.85}$$Ag$$_{0.15}$$CrO$$_{2}$$)において、磁気反射の位置が結晶格子に対して非整合となることや、非弾性成分から成る顕著な二次元的散乱などの興味深い現象が観測された。これらは、Agドープによって面間の相関が乱されたことにより面内のスピン構造も変調を受け、二次元性も高まったためと解釈できる。

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