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アラニン及びセリンの軟X線自然円二色性スペクトル; 実験と理論の比較

NCD spectra of amino acid

泉 雄大*; 田中 真文*; 今津 亜季子*; 三本 晶*; 中川 和道*; 田中 真人*; 安居院 あかね; 室 隆桂之*

Izumi, Yudai*; Tanaka, Masafumi*; Imazu, Akiko*; Mimoto, Aki*; Nakagawa, Kazumichi*; Tanaka, Masahito*; Agui, Akane; Muro, Takayuki*

今回は、これまで測定したアミノ酸の軟X線自然円二色性(NaturalCircular Dichroism; NCD)スペクトルと理論計算を比較して報告する。実験,理論ともに、533eV付近にCOO-の酸素1s$$rightarrow$$$$pi$$*遷移に帰属されると考えられる負のNCDピークが確認された。L-セリン(Ser)[2]の場合では、同じ領域に実験,理論ともに低エネルギー側に正、高エネルギー側に負の符号の異なる近接したNCDピークが確認された。これはCOO-の酸素1s$$rightarrow$$$$pi$$*遷移のNCDピークを測定することでアミノ酸の区別ができることを示唆しているかもしれない。なぜこのNCDピークの符号がSerとAlaで異なるのかについて、理論的な裏付け(ガイドライン)が求められる。

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