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JT-60トムソン散乱測定装置の運転を振り返って

Review of the operation in the JT-60 Thomson scattering diagnostics system

佐久間 猛; 波多江 仰紀; 北村 繁; 濱野 隆; 内藤 磨

Sakuma, Takeshi; Hatae, Takaki; Kitamura, Shigeru; Hamano, Takashi; Naito, Osamu

臨界プラズマ試験装置JT-60は、平成20年8月末を以て、23年4か月間の実験運転を終えた。トムソン散乱測定装置は、炉心プラズマの温度・密度分布の時間変化を測定する装置であり、JT-60の基幹計測として位置付けられている。JT-60では、最初にルビーレーザーを用いた装置が開発され、その後YAGレーザーを用いた装置が開発された。ルビートムソンは、2台のルビーレーザー(典型的な繰り返し0.25Hz/台)を用い、最小時間差2ミリ秒の過渡現象測定を最大60空間点まで測定可能である。一方、YAGトムソンは、最大50Hzの繰り返し発振が可能なYAGレーザーを用い、14空間点の測定を行う。トムソン散乱測定装置は、高性能プラズマの電子系の物理機構の解明など、さまざまな物理研究のために、貴重なデータを供給してきた。当装置は、レーザー発振部,伝送光学部,真空部,集光光学部,分光光学部,検出部,システム制御部からなる比較的大型の計測装置であり、高出力パルスレーザー,微弱な散乱光の分光と検出,多チャンネル化など、高度な技術を取り扱う。装置本体の開発のみならず、高稼働率,高信頼性,高精度を目標とした運転を行い、作業の合理化,省力化を目的とした調整,較正法の開発も行ってきた。長期間の運転では、装置の老朽化を含めさまざまな問題に直面、その都度対応してきた。本発表では、それぞれの開発のトピックスについて、改善・工夫の要点を述べる。

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