検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

高速実験炉「常陽」のレベル1確率論的安全評価

Level 1 probabilistic safety assessment for experimental fast reactor "JOYO"

高松 操 ; 山崎 学; 井関 淳

Takamatsu, Misao; Yamazaki, Manabu; Iseki, Atsushi

原子力機構では、高速増殖炉の確率論的安全評価手順標準化のための技術基盤整備を目的とした研究を実施している。当該研究におけるPSA手法を試験研究炉である高速実験炉「常陽」において試行し、出力運転時における内的事象に起因した炉心損傷に至る事故シーケンス(レベル1PSA)の同定及び炉心損傷頻度を定量化した。その結果、「常陽」における全炉心損傷頻度は5.0$$times$$10$$^{-6}$$/炉年であり、IAEA INSAGの基本安全規則に定められた炉心損傷頻度の目標値である1$$times$$10$$^{-4}$$/炉年(既設炉に対して)及び1$$times$$10$$^{-5}$$/炉年(新設炉に対して)を十分に下回っていることを確認した。本研究において構築した「常陽」のレベル1PSA解析モデル,パラメータの推定値,炉心損傷に至る事故シーケンス及びその発生頻度の定量結果並びに得られた結果の解釈のすべてが、PSAの高速炉実機への適用例として貴重な技術基盤となるものと期待できる。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.