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過渡臨界実験装置TRACYを用いた臨界警報装置の作動試験

Pulse response and overload testing of criticality accident alarm system using TRACY

吉田 忠義 ; 辻村 憲雄   ; 石井 雅人*

Yoshida, Tadayoshi; Tsujimura, Norio; Ishii, Masato*

日本原子力研究開発機構核燃料サイクル工学研究所では、不慮の臨界事故に備えて、臨界警報装置を再処理施設等に設置している。そのほとんどが$$gamma$$線検出器を用いているが、一部、鉄遮蔽がなされた区域における検知のため、$$gamma$$線検出器を応用し、$$gamma$$線と中性子の両放射線を弁別せずに検出する臨界警報装置用検出器を開発した。そこで、原子力科学研究所過渡臨界実験装置TRACYを用いて、臨界事故を模擬したパルス状放射線を照射し、検出器出力の追従性及び大線量照射時における過負荷特性の評価を含む、作動試験を実施した。その結果、炉出力の時間変化に対して、検出器出力信号の時間遅れは見られず、パルス状$$gamma$$線に対し適切に応答することがわかった。また、IEC60860における過負荷作動試験の要件である1kGy/h以上の線量率下でも適切に作動することを確認した。本検出器と同形式のものが、既に再処理施設に設置されており、平成21年度から運用開始予定である。

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