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非均質ウラン燃料体系に対するMVP+JENDL-3.2臨界計算の誤差評価

Evaluation of errors in applying MVP/JENDL-3.2 to criticality calculations of heterogeneous uranium fuel systems

奥野 浩  ; 外池 幸太郎 ; 川崎 弘光*

Okuno, Hiroshi; Tonoike, Kotaro; Kawasaki, Hiromitsu*

軽水炉の経済性をさらに向上させる高燃焼度化のためにウラン初期濃縮度を5wt%より高く(以下、「濃縮度5%超」)することが検討されている。臨界安全の観点では、濃縮度5%超では臨界安全管理の重要度が大幅に増すと考えられている。実際、原子力安全委員会が定めた「特定のウラン加工施設のための安全審査指針」に臨界事故を想定すべきことが述べられていることにも現れている。臨界安全管理を確実に実施するために、(1)濃縮度5%超の条件において臨界計算コードの精度検証を十分に行うこと,(2)濃縮度を実質的に低減する固有の性質を燃料(原料を含む)に持たせる設計等が必要となる。前者の(1)について、濃縮度5%超の既報の臨界ベンチマーク計算結果に基づき、計算精度を検討した。さらに、計算精度向上のため、追加解析等により誤差評価結果を見直した。

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