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高温高圧水素流体とAlの直接反応によるAlH$$_{3}$$合成

Synthesis of AlH$$_{3}$$ by hydrogenation of aluminum under high pressure and high temperature

齋藤 寛之; 町田 晃彦; 片山 芳則; 青木 勝敏

Saito, Hiroyuki; Machida, Akihiko; Katayama, Yoshinori; Aoki, Katsutoshi

AlH$$_{3}$$は高い水素貯蔵密度(体積貯蔵密度149kg-H$$_{2}$$/m$$^{3}$$)を示すため、水素貯蔵材料の有力な候補の一つである。AlH$$_{3}$$は合成が難しく現在は有機溶媒中で化学反応を繰り返すことで得られている。新しいAlH$$_{3}$$合成法につながる知見を得るために、高温高圧水素流体とAlの直接反応によるAlH$$_{3}$$合成を試みた。高温高圧下におけるAlと水素流体の反応を観察するために放射光粉末回折その場観察実験を行った。実験にはSPring-8 BL14B1に設置された高温高圧発生装置を用いた。出発物質は市販のアルミニウム箔(Nilaco, Japan)である。8.9GPa, 600$$^{circ}$$Cの温度圧力下で、水素流体中に保持したAlからAlH$$_{3}$$が生成する様子を放射光によりその場観察することに成功した。生成したAlH$$_{3}$$は常温常圧下に回収可能である。得られた試料の研磨断面の反射偏光顕微鏡写真を図に示す。回収試料の研磨断面の表面に厚さ50$$mu$$m程度のAlH$$_{3}$$層が生成している。これらのAlH$$_{3}$$は1$$sim$$20$$mu$$m程度の大きさの結晶粒からなる。

no abstracts in English

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