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岐阜県南東部に分布する中新統瑞浪層群の地史

Geological history of the Miocene Mizunami Group in the southeastern part of Gifu Prefecture, central Japan

笹尾 英嗣   

Sasao, Eiji

東濃ウラン鉱床では、さまざまな地質学的事象を被りつつも長期間にわたって核種が保持されてきている。このような天然の事例を活用し、地質学的な変動帯に位置する我が国における核種の保持・移行挙動についての理解を深めることは、地層処分の安全性に対する信頼性をさらに向上させるうえで有益である。このためには、ウラン鉱床においてどのような地質事象が起こったか、そしてその地質事象が核種の移行・保持にどのような影響を及ぼしたかを明らかにする必要がある。東濃ウラン鉱床を胚胎する中新統瑞浪層群では、従来、層序学的・古生物学的研究に基づいて地史が推定されてきた。しかし、近年、年代測定や瑞浪層群を変位させる月吉断層の活動履歴に関する研究,堆積物の研究などが行われ、従来よりも詳細な地史の構築が可能になった。そこで、これらの研究成果に基づいて、瑞浪層群の地史を再検討した。その結果、瑞浪層群では伸長テクトニクスの影響下で地層が堆積しつつ断層活動が起こったが、その後、圧縮テクトニクスの影響を受けて、現在認められる地質構造が形成されたことが明らかになった。

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