実データに基づく過去数十万年前の古地形及び古気候の推定手法の整備

Maintenance of estimate technique for paleo-topography and paleo-climate for the past several hundred thousand years based on data from research and field investigations

尾上 博則* ; 塩見 哲也*; 徳楠 充宏*; 平川 芳明*; 草野 友宏; 安江 健一; 小坂 寛; 三枝 博光; 竹内 竜史  ; 野原 壯   ; 田力 正好*

Onoe, Hironori*; Shiomi, Tetsuya*; Tokusu, Mitsuhiro*; Hirakawa, Yoshiaki*; Kusano, Tomohiro; Yasue, Kenichi; Kosaka, Hiroshi; Saegusa, Hiromitsu; Takeuchi, Ryuji; Nohara, Tsuyoshi; Tajikara, Masayoshi*

本研究では、地形変動や気候変動が地下水流動特性に及ぼす影響を評価するにあたっての調査・評価手法の整備を目的として、岐阜県東濃地域を対象とした現地調査及び文献調査結果に基づき、過去数十万年前から現在までの古地形分布の変遷、並びに氷期・間氷期の気候及び地下水の涵養量の推定を試みた。河川沿いに点在する段丘面分布データから、DEMデータ及びGISを用いることで三次元的に古地形分布を復元する手法を具体的に示すことができた。表層水理観測データ,花粉化石分析結果及びそれらに基づく水収支計算を活用した氷期の気候及び地下水の涵養量の推定方法を具体的に示すことができた。

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