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Evaluation of counting efficiencies of a whole-body counter considering the ICRP biokinetic models

放射性物質の体内動態を考慮した全身カウンタの応答評価

高橋 聖 ; 木名瀬 栄   ; Kramer, R.*

Takahashi, Masa; Kinase, Sakae; Kramer, R.*

内部被ばくモニタリングに用いる全身カウンタの校正には、一般的に、放射性物質の全身均一分布を仮定する物理ファントムが利用されている。しかし、一部の核種を除いて、体内に摂取された放射性物質は臓器親和性を持ち、また、吸入により摂取された場合、肺などの呼吸器官に多く残留することが知られている。このため、全身カウンタによる信頼性の高い体内放射能測定を行うためには、ファントム内の線源分布は放射性物質の体内動態を適切に考慮する必要があると考えられる。本研究では、多様な線源仮定が容易であるボクセルファントムを用い、モンテカルロ計算により、$$^{60}$$Coの体内動態を考慮した全身カウンタの計数効率を評価した。$$^{60}$$Coの1333keV$$gamma$$線に対する全身カウンタの計数効率は、全身均一分布のものに比べ、摂取直後(0.5日後)に最も差が大きく、約30%低下することがわかった。以上により、$$^{60}$$Coのような内部被ばく事故の発生直後に、全身カウンタによる信頼性の高い体内放射能測定を行うためには、体内動態を考慮した全身カウンタの計数効率を用いる必要があると考える。

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