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ICP-AESによる血液中ホウ素濃度の簡易測定法の検討

Simplified determination of boron concentration in blood by inductively coupled plasma atomic emission spectrometry

堀口 洋徳; 山本 和喜 ; 岸 敏明 ; 和田 茂

Horiguchi, Hironori; Yamamoto, Kazuyoshi; Kishi, Toshiaki; Wada, Shigeru

ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の線量評価には、血液中のホウ素濃度測定が不可欠であり、研究用原子炉JRR-4のBNCTでは、即発$$gamma$$線分析(PGA)を用いてホウ素濃度測定を行っている。PGAは、血液試料の前処理を行うことなく、精度よく測定できる利点があるが、原子炉を運転しないと測定できないデメリットもある。BNCTでは、採血後直ちに精度良い測定が望まれているため、原子炉の運転の制約を受けないICP発光分光分析法(ICP-AES)を用いた血液中ホウ素濃度の測定について検討を行った。ICP-AESでは、血液試料の前処理が必要であるが、BNCTには、短時間で測定結果を得る必要があるため、簡易な湿式前処理を採用した。ICP-AESの検量線作成に用いるホウ素標準試料として、BSHを用いた場合、すべての血液試料の平均で系統誤差-4.8%となった。本検討からホウ素標準試料にBSHを用いて、血液試料に簡易な湿式前処理を施すことにより、数分間で精度よく血液中のホウ素濃度測定が可能であることがわかった。

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