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自然放射線によるダストモニタ指示値の変動傾向解析に基づく施設設計への反映事項

Suggestion for design of ventilation system based on trend analysis of dust monitoring data under normal conditions

山崎 巧 ; 井崎 賢二 ; 水庭 春美

Yamazaki, Takumi; Izaki, Kenji; Mizuniwa, Harumi

核燃料施設では、万一の事故時における内部被ばくを防止するため、空気汚染を迅速に検知することは重要である。われわれは、異常の有無の判断を確実に行えるよう、平常時における$$alpha$$線用ダストモニタ指示値の変動の傾向を把握するとともに、指示値変動に大きく寄与する施設の換気設備設計への反映事項をまとめた。結果、ワンススルー換気方式と循環換気方式の施設では以下の変動傾向が見られた。ワンススルー換気方式を採用している施設の指示値変動は、外気の影響を大きく受ける。循環換気方式を採用している施設の指示値変動の要因は外気の取込みが少ないため、比較的指示値変動が少なく、施設内で発生するラドンや人の立入りで生じるエアロゾルの影響が主となる。また、室外空気をトランスファより取り込んでいる部屋や大きい部屋などは空気が漂う時間が長く、ラドンが壊変する確率が高くなるためダストモニタの指示値が高くなる傾向にあった。よって、指示値変動を抑えるには循環換気方式が有効である。また、指示値を下げるにはラドン濃度の減少,ラドンの壊変率の低減,エアロゾル濃度の減少が効果的であると考えられる。

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