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放射線防護に関する標準化の活動,4; 管理区域からの物品搬出に関するガイドラインの検討状況

Standardization activity on radiation protection, 4; Radiation protection guidelines for releasing commodities from controlled areas - under discussion

荻野 晴之*; 山本 英明

Ogino, Haruyuki*; Yamamoto, Hideaki

管理区域からの物品の持出に対する管理は、物品の表面汚染密度に対して設定された基準値に基づいて行われている。約40年以上も前に設定されたこの基準値については、導出に際して採用された仮定の過剰な保守性や使われた放射線防護上の知見の古さを指摘せざるをえない。日本保健物理学会放射線防護標準化委員会では、放射線防護の最新の知見に基づき、表面汚染に関する防護のガイドラインの検討を進めている。本報告では、検討にあたっての論点,検討の状況と方向性等を説明する。標準化委員会では、標準化体系における放射線防護の重要な概念のひとつである「リスクに応じた防護」を適用し、原子炉施設,研究開発施設,病院等の現場で持ち出されている物品の現実に柔軟に対応できるガイドラインとしてまとめることを検討している。検討にあたっては、実際の持出物品とその汚染の可能性の様態として、物品の種類,物量,持出頻度,持出後の扱われ方などのほか、表面の性状(固着性汚染,遊離性汚染等),物品内面の汚染,放射化等にも着目する。また、原子力機構の輸送分野で検討されている核種ごとの表面汚染限度値の導入については、その議論に注意を払っていく。

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