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環境試料中の極微量核物質の同位体比分析に関する研究

Isotope ratio measurement of trace amount of nuclear materials in environmental samples

國分 陽子   

Kokubu, Yoko

日本放射化学会2009年奨励賞の受賞に伴い、これまで行ってきた「環境試料中の極微量核物質の同位体比分析に関する研究」について紹介するものである。本研究では、環境試料中に極微量含まれる核物質の同位体比にかかわる分析方法を確立し、長崎原爆に由来する環境中のプルトニウムの特定及び保障措置のための環境試料分析技術の向上を行った。長崎原爆に関する研究では、放出起源の情報が得られる$$^{240}$$Pu/$$^{239}$$Pu比に注目し、環境試料中に含まれる原爆由来プルトニウムの特定を試みた。長崎市西山貯水池堆積物及び爆心地周辺土壌中に含まれる10$$^{-10}$$$$sim$$10$$^{-14}$$gレベルのプルトニウムの同位体比を測定し、原爆由来プルトニウムの特定に成功した。また、保障措置環境試料分析の技術向上のため、不純物によるウラン同位体比測定の妨害を排除する新たな化学分離法の開発や分析中に外部から混入する天然ウランや不純物の低減方法について検討した。また、表面電離型質量分析装置を用いたプルトニウム及びウラン・プルトニウム混合酸化物を含む粒子状核物質のプルトニウムやウランの各同位体比測定法の開発も行った。

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