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日本人ボクセルファントムの開発と線量評価について

Development of Japanese voxel phantoms and dose evaluation

斎藤 公明  ; 佐藤 薫   ; 木名瀬 栄   ; 高橋 史明  ; 遠藤 章   

Saito, Kimiaki; Sato, Kaoru; Kinase, Sakae; Takahashi, Fumiaki; Endo, Akira

人間が受ける被ばく線量の評価に、数値人体モデル(ファントム)を用いたシミュレーション計算が広く用いられている。放射線防護の目的には人体の臓器・組織を数式の組合せで表現した数式ファントムが長い間使用され、有用なデータを提供してきた。近年は、CTやMRI画像データをもとにして、ボクセルと呼ばれる直方体要素を組合せて人体臓器・組織を表現するボクセルファントムが盛んに開発され、その有用性が認識されてきた。放射線防護の基礎データは西欧標準人を対象に取得することが原則であり、西欧人をモデルにしたファントムが従来からおもに開発されてきた。一方、日本人の防護を考えたときに、西欧人との体格の違いや個人ごとの体格の特徴がどの程度線量に影響を与えるのかについて検討しておくことが必要である。原子力機構では、日本人成人のボクセルファントムを合計5体開発し、これらを用いて線量評価の研究を進めてきた。本稿においては、原子力機構で開発したボクセルファントム,モンテカルロ・シミュレーション・システム,線量計算結果の例,ボクセルファントム技術の応用例について紹介する。

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