レーザー駆動型粒子線装置のための陽子線プロトタイプ輸送系の構築

Prototype of beam transport line for laser-driven proton therapy

榊 泰直; 西内 満美子; 堀 利彦; 近藤 公伯; 小倉 浩一; 余語 覚文; 匂坂 明人; 織茂 聡; 森 道昭; 反保 元伸; 大東 出; 桐山 博光; 金沢 修平; 田上 学*; 下村 拓也; 中井 善基; 若井 大介*; 笹尾 一; 井関 康*; 永淵 照康*; 前田 一尚*; 吉行 健*; 塙 勝詞*; 想田 光*; 野田 章*

Sakaki, Hironao; Nishiuchi, Mamiko; Hori, Toshihiko; Kondo, Kiminori; Ogura, Koichi; Yogo, Akifumi; Sagisaka, Akito; Orimo, Satoshi; Mori, Michiaki; Tampo, Motonobu; Daito, Izuru; Kiriyama, Hiromitsu; Kanazawa, Shuhei; Tanoue, Manabu*; Shimomura, Takuya; Nakai, Yoshiki; Wakai, Daisuke*; Sasao, Hajime; Iseki, Yasushi*; Nagafuchi, Teruyasu*; Maeda, Kazunao*; Yoshiyuki, Takeshi*; Hanawa, Katsushi*; Soda, Hikaru*; Noda, Akira*

原子力機構では、JSTプログラム「先端融合領域イノベーション創出拠点の形成」の支援を受け、レーザー駆動型粒子線治療器を早期に商用化レベルまで実現するべく研究開発拠点を確立している。粒子線治療器の早期実現には、レーザー駆動型イオン生成のエネルギーを医療応用可能なレベルまで向上させる必要性が最も最優先されることではあるが、この治療器が先行するシンクロトロン型治療器の市場の中に入り込むためにはレーザー駆動型イオンの特性が活かせる治療系の開発も並行して進めていかねばならない。そこでわれわれは、原子力機構J-KARENレーザーを用いて、2.0MeV陽子線プロトタイプ輸送系を構築し、レーザー駆動型陽子線の輸送特性計測及び解析を行った。

We constructed prototype transportation system of the laser driven 2.0MeV by using nuclear power mechanism J-KAREN laser, and we measured and analyzed this beam line.