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「常陽」の照射条件評価手法

The Evaluation techniques for irradiation test conditions in Joyo

板垣 亘  ; 伊藤 主税   ; 前田 茂貴   ; 山本 雅也

Itagaki, Wataru; Ito, Chikara; Maeda, Shigetaka; Yamamoto, Masaya

精度の高い照射試験を行うためには、中性子照射量や照射温度を正確に評価する必要がある。「常陽」では、炉心管理コードシステムHESTIAによりサイクル運転ごとに求めた中性子分布を用いて、輸送計算コードやモンテカルロコードで、炉心周辺部や照射リグ内の中性子束分布を求める。この計算値に対して、多重放射化箔法等の実測データで補正することにより計算誤差を低減する。この手法により「常陽」で実施してきた約90体の照射試験に対して、高い精度で中性子照射量を評価できることを実証している。照射温度については、輸送計算により求めた炉内の$$gamma$$線分布から試料の発熱密度を計算し、冷却材流量から集合体内の冷却材温度分布を求める。冷却材温度を境界条件として、汎用非線形解析コードFINASによりキャプセルの内部構造及び試料配置をモデル化して試料内部の温度分布を計算している。計算による試料温度の精度と信頼性を確認するため、熱膨張差型温度モニタ(TED)を照射リグに装填し、オフラインでの温度測定値を計算値にフィードバックしている。TEDの測定範囲は400-750$$^{circ}$$C、測定精度は$$pm$$25$$^{circ}$$Cであり、これまで「常陽」において約50体の照射試験の使用実績を有する。

no abstracts in English

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