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パルスラジオリシス法による抗酸化物質のフリーラジカル捕捉作用に関する研究

A Pulse radiolysis study on the radical scavenging reaction mechanisms of antioxidants

端 邦樹 ; Fu, H. Y.*; 勝村 庸介*; Lin, M.; 室屋 裕佐*; 山下 真一; 工藤 久明*; 中川 秀彦*

Hata, Kuniki; Fu, H. Y.*; Katsumura, Yosuke*; Lin, M.; Muroya, Yusa*; Yamashita, Shinichi; Kudo, Hisaaki*; Nakagawa, Hidehiko*

活性酸素などの酸化性ラジカルによる生体内分子の損傷はがんや心疾患といったさまざまな損傷の引き金として知られる。こうした酸化性ラジカルは生体内の水分子の放射線による電離によっても発生し、放射線による生体影響の要因となっている。抗酸化物質は生体内で酸化性ラジカルに対する還元剤として働き、OHラジカルやスーパーオキシドアニオンラジカルといった酸化性ラジカルをよく捕捉することが知られている。また、DNAが酸化を受けて発生するDNAラジカルを還元する、いわゆる化学修復作用を示すことも示唆されている。本研究は抗酸化物質の放射線防護作用の解明及び反応性の評価を行うことを目的とし、おもにパルスラジオリシス法を用いた化学的手法による抗酸化作用の測定を行っている。脳梗塞用の抗酸化性薬剤であるエダラボンや天然フラボノイドであるシリビンについて、酸化性ラジカルとの反応性の測定やdGMPをDNAに見立てた化学的な系での化学修復作用の測定を行った。結果、これらの抗酸化物質による酸化性ラジカルとの高い反応性が確認され、またシリビンやその誘導体に関しては化学修復作用を示すことも確認された。

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