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ウラン系廃棄物の放射能量計測技術開発,3; シミュレーション及びモックアップ試験

Measurement technology of uranium quantity in radioactive waste, 3; Validation by numerical simulation and experiment

在間 直樹; 杉杖 典岳; 高橋 信雄; 横山 薫; 鈴木 康夫*; 室井 正行*

Zaima, Naoki; Sugitsue, Noritake; Takahashi, Nobuo; Yokoyama, Kaoru; Suzuki, Yasuo*; Muroi, Masayuki*

ドラム缶中に3次元的に分布する放射能(U-238)の幾何学的な位置と対向測定した場合の$$gamma$$線計数率の関係を解析する方法(「放射能評価式・評価座標」という)の適用性を評価するため、密度が均一な廃棄物中の線源数や線源位置をパラメータとした評価体系を設定し、MCNPによるシミュレーション及びドラム缶内に模擬廃棄物とウラン線源を配置したモックアップ試験を行った。シミュレーション結果からは、廃棄物の密度均一の状態で、ウラン量を一定とし、線源数や線源位置を変化させると、「放射能評価式・評価座標」により、線源数や線源位置に対応した固有の値・評価座標上の固有のポイントにプロットされることが確認できた。また、シミュレーションによる評価の代表的なパターンについてモックアップ試験を行った結果でも、同様の結果が得られている。この結果から、本研究で導出した「放射能評価式・評価座標」を用いることにより、ドラム缶中のウランの分布数、位置と$$gamma$$線計数率の相関関係を定義することが可能であることを示した。本研究で導出した「放射能評価式・評価座標」では、ドラム缶中の廃棄物密度が不均一なケースへの適用拡張が今後の課題となっている。

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