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二次元三角格子反強磁性体Cu$$_{1-x}$$Ag$$_{x}$$CrO$$_{2}$$の磁気励起

Magnetic excitations in the 2D triangular lattice antiferromagnets Cu$$_{1-x}$$Ag$$_{x}$$CrO$$_{2}$$

梶本 亮一  ; 中島 健次  ; 河村 聖子   ; 稲村 泰弘; 松田 雅昌*; 加倉井 和久; 新井 正敏; 外園 貴久*; 大園 怜*; 奥田 哲治*

Kajimoto, Ryoichi; Nakajima, Kenji; Kawamura, Seiko; Inamura, Yasuhiro; Matsuda, Masaaki*; Kakurai, Kazuhisa; Arai, Masatoshi; Hokazono, Takahisa*; Ozono, Akira*; Okuda, Tetsuji*

CuCrO$$_{2}$$はデラフォサイト型構造を持つ酸化物でCrスピンが$$S=3/2$$の二次元三角格子をとる。近年、CuサイトにAgをドープすることで系の二次元性が増加することが比熱及び中性子散乱実験によって報告され、二次元三角格子反強磁性体ならではの特異な状態が形成されることが期待されている。そこでわれわれはJ-PARCのアマテラス分光器を用いてCuCrO$$_{2}$$及びCu$$_{0.85}$$Ag$$_{0.15}$$CrO$$_{2}$$の粉末試料に対してパルス中性子非弾性散乱実験を行い、これらの磁気励起の測定を行った。その結果、CuCrO$$_{2}$$では磁気秩序に対応する運動量位置から明瞭な分散を持つ励起が観測されたのに加え、6meV付近にも分散の弱い励起が観測された。一方Cu$$_{0.85}$$Ag$$_{0.15}$$CrO$$_{2}$$では前者の励起は最低温でもぼやけており、後者の励起はほとんど見えない。本講演では両者の温度変化を詳しく検討しながら、Agドープがもたらす磁気励起の変化について考察する。

no abstracts in English

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