安全評価手法の適用性にかかわる調査ボーリング

Boring project for validation study of safety assessment methodology in the geological disposal of high-level radioactive waste

宗像 雅広 ; 松末 和之; 久田 公一; 木村 英雄

Munakata, Masahiro; Matsusue, Kazuyuki; Hisada, Kimikazu; Kimura, Hideo

本調査ボーリングの目的は、地下水流動評価における検証に必要なデータを現地において取得し、解析結果と得られた観測データとの比較・検討を通して、地下水流動評価手法及びその検証にかかわる技術的課題を取りまとめることで、総合的な検証手法を整備することである。本調査では、幌延URLの東側に位置する涵養域で掘削長710mのボーリング掘削(SAB-2孔)と原位置試験等を行っている。また、幌延URLの西側に位置する流出域において、掘削長160mのボーリング掘削を2孔(SAB-3, 4)と原位置試験等を行う予定である。平成21年度では、SAB-2孔において460mまでの掘削と原位置試験等を行った。3区間で水理試験を実施した結果、間隙水圧から判断して、3区間とも被圧状態にあり、透水係数は、1010(m/sec)のオーダーであった。平成22年度は流出域でのボーリングからのデータとともに、地質学的,水理学的な解釈を行い、地下水流動解析結果の評価を行うことにしている。

A purpose of this research is to develop a safety assessment code for groundwater flow in geological disposal though the validation study performed in the Horonobe URL site. SAB-2 borehole is depth of 710 m. Pressure and temperature measurements and hydraulic investigations are performed in the SAB-2 borehole and planned in another boreholes. We have a research plan to compare the observed data and analyzed results by using developing code for groundwater flow.