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放射免疫療法への応用を目指した無担体$$^{177}$$Luの大量製造法の検討

Production of no-carrier-added $$^{177}$$Lu for radioimmunotherapy

橋本 和幸; 渡辺 智; 石岡 典子

Hashimoto, Kazuyuki; Watanabe, Satoshi; Ishioka, Noriko

がん治療に有用な$$beta$$線放出核種である$$^{177}$$Lu(半減期6.73日)の製造研究($$^{176}$$Yb(n, $$gamma$$) $$^{177}$$Yb(半減期1.91時間)$$rightarrow$$$$^{177}$$Lu)では、逆相シリカゲルカラム法による抗体標識が可能な高純度無担体$$^{177}$$Luの分離・精製法の開発に成功している。しかし、$$^{176}$$Yb$$_{2}$$O$$_{3}$$ターゲットが3mg以上であると無担体Luを完全に分離することができないことが$$^{177}$$Lu大量製造の課題である。そこで、逆相シリカゲルカラムの前に固相抽出分離カラムによる粗分離を追加した製造法の検討を行った。その結果、$$^{176}$$Yb$$_{2}$$O$$_{3}$$量が10mg以下のときは$$^{177}$$Luフラクション中の$$^{176}$$Yb$$_{2}$$O$$_{3}$$量は2mg以下であり、適用可能な最大ターゲット重量は約10mgであることがわかった。なお、$$^{176}$$Yb$$_{2}$$O$$_{3}$$ 10mgはJAEA JRR-3で14日間照射することにより3.2GBq(照射終了後、7日経過時)の$$^{177}$$Luが生成するターゲット量に相当するため、臨床応用に必要なGBqオーダーの製造が達成可能と考えられる。今後は、固相抽出分離カラムと逆相シリカゲルカラムとを組合せ、GBqオーダーの高純度無担体$$^{177}$$Luの製造法の確立を目指す。

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