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$$^{186,188}$$Re-MAG3及び$$^{186,188}$$Re-リカルボニル錯体の合成

Synthesis of $$^{186,188}$$Re-MAG3 and $$^{186,188}$$Re-[(CO)$$_{3}$$(H$$_{2}$$O)$$_{3}$$]$$^{+}$$

栗原 雄一*; 野川 憲夫*; 橋本 和幸; 小池 裕也*; 森川 尚威*; 井尻 憲一*

Kurihara, Yuichi*; Nogawa, Norio*; Hashimoto, Kazuyuki; Koike, Yuya*; Morikawa, Naotake*; Ijiri, Kenichi*

放射性レニウム($$^{186,188}$$Re)は、がん治療に適したエネルギーの$$beta$$線及び核医学イメージングに適した$$gamma$$線を同時に放出する優れた特性を持つ。がん細胞へ放射性レニウムを運ぶために抗体に標識する必要があるが、直接標識することは困難であり、抗体を標識するための中間体を放射性レニウムで標識する方法が一般的である。そこで、中間体として、MAG3錯体及びトリカルボニル錯体の合成条件の検討を行った。$$^{186}$$Re-MAG3の合成条件は、$$^{99m}$$Tc-MAG3の合成条件に比べて、還元剤であるSnCL$$_{2}$$・2H$$_{2}$$Oの量を多く必要とし、加熱時間も90$$^{circ}$$Cで25分以上を要することがわかった。また、pHを1から12の範囲で収率を調べた結果、pHを中性に制御することで90%の収率を得られた。一方、$$^{186}$$Re-トリカルボニル錯体を市販の$$^{99m}$$Tc錯体合成用キット(IsoLink Kit)を用いて合成したところ、反応終了時のpHが中性であると収率が高くなった(約45%)。また、トリカルボニル錯体の他に副生成物の生成が認められた。合成条件の改善(試薬の量比・混合順序,反応温度・時間など)により、副生成物の量を抑え収率が向上すると考えられる。

no abstracts in English

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