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集団励起を介する熱スピン流の理論解析,3

Theoretical analysis of thermal spin current mediated by collective excitations, 3

安立 裕人; 大江 純一郎; 高橋 三郎; 前川 禎通

Adachi, Hiroto; Oe, Junichiro; Takahashi, Saburo; Maekawa, Sadamichi

ここでは、スピンゼーベック効果におけるフォノンドラッグ機構について議論する。最近報告されたGaMnAsでのスピンゼーベック効果の実験では、基盤上にのせたGaMnAsを小片に分解して(スピン流を殺してしまって)もスピンゼーベックシグナルが変化しないことを報告しているが、フォノンドラッグ機構ではフォノンが基盤中を走れば良いので、このメカニズムと実験はコンシステントである。また、GaMnAsのキュリー温度が低いことを反映して実験はおよそ140K以下で行われているが、この事実は低温でフォノンドラッグが増強されるという性質とコンシステントである。さらに、実験で見られる信号の温度依存性は低温に行くほど(絶対値が)増加する傾向にあり、これもフォノンドラッグのシナリオとコンシステントである。

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